クロスにひびが入った、床なりがする【後悔しない家づくり~23の失敗事例から学ぶ~⑯】
クロスのひび割れや床なりなども、よく生じる家のトラブルです。
ひび割れは、クロスとクロスのジョイントに生じることが少なくありません。全館暖房などによって空気が乾燥すると、柱やクロスが収縮してひびが入ることがあるのです。
珪藻土などの自然素材を使った場合には、クロス以上に顕著にひび割れが表れますので、注意してください。
実際に暮らしている家を見学したりして、どのくらいのひび割れになるのか、確かめておくとよいでしょう。
床なりがひどい場合には、大工の施工が悪いところに原因があるのかもしれません。しかし、木造住宅にしても、鉄骨住宅にしても、多少の床なりは生じる可能性はあります。
ほとんどの会社の束が鋼製束や調整可能な束でできています。これは、建物が落ち着くまでは床なりが必ず起きるので、それを調整するためなのです。