土地の価格の目安を押さえておこう!【注文住宅の土地探しポイント⑤】
「一物多価」の代表ともいえ、分かりにくいのが土地の値段です。ロケーションや広さに関わらず、売り主の都など、様々な諸事情によって価格が異なる場合があり、ますますわかりにくいものです。
購入したい土地がある場合や、複数の候補地の中から選択するときに、価格の目安を押さえていくことで、比較検討をしやすくなります。そこで、着目したいのが、ニュースなどでも耳にする機会の多い、「路線価」と「固定資産税評価額」です。
同じ一つの土地でも「一物四価」という4種類の価格があります。それは、「実勢価格(取引価格)」、「公示価格」、「路線価(相続税評価額)」、「固定資産税評価額」です。
文字通り実際に売買される価格が「実勢価格」です。気になるのは、その価格が妥当なのかを知りたいところです。それを知るのには、「路線価÷0.8%」もしくは「固定資産税評価額÷0.7%」で算出してみてください。その金額が目安になります。近隣地の公示価格と比較して大差がないようでしたら、ほぼ妥当な価格と言えるでしょう。