解体工事が必要な場合【知っておきたい家づくりの準備とダンドリ⑱】
〇解体工事が必要な場合
これまで住んでいた家を取り壊して家を建てる場合や、小屋付きの土地を購入した場合、解体工事をしなければなりません。
古い家にも固定資産税がかかっていますが、取り壊して「建物滅失登記」をすれば、課税台帳から削除され、固定資産税はかからなくなります。
解体した家の廃棄物は、業者に依頼するなど、正しく処理しなければなりません。これを不法に放棄するなどすれば処罰されてしまいます。
古い家が解体されたあとの土地は、地盤調査をすることをおすすめします。長い年月そこに家が建っていても、土地の状況は案外あまり良くないという場合もあるのです。地盤調査の方法としては、比較的簡単な調査と数百万程度の費用で精確な診断ができる「スウェーデン式サウンディング試験(SS試験)」が広く行われています。他にも鉄筋コンクリートの家では「ボーリング試験」が行われることが多いです。
地盤に問題があった場合には、新しい家の工事を始める前に、地盤改良や杭工事が必要です。調査・改良、杭工事ともに、住宅会社の担当者に相談すれば、適切な方法を検討してくれます。