間取り・設計を考える【知っておきたい家づくりの準備とダンドリ⑯】
〇間取り・設計
家づくりの多くの段階の中で、間取りを考えるのが一番楽しい時間ではないでしょうか。家族の過ごし方、部屋の配置、水回りやベランダの作り方など、自分たちの生活に合わせた暮らしやすい、そして素敵な家を実現したいと誰もが思うことでしょう。
もちろんどんなプランも実現可能というわけではなくて、予算や広さ、建ぺい率や容積率の法的な規則など、様々な制約の中で考えなければなりません。
その上で、家族構成や毎日の生活に合わせて共有スペースとひとりのスペース、水回りなどを合わせた間取りを考えています。個室は騒音の少ない場所、共有スペースは集まりやすい場所。そしてトイレは皆が行きやすく、キッチンとダイニングは移動しやすくするなど、動きの多いところほど動線を短くしておくと住みやすいでしょう。モデルハウスなどで実際に動いてみて、自分の家のプランに反映させてみてください。
収納や採光、風通しも大切です。たくさんの制約の中でプランを練るのは大変な作業ですが、それだけに、自分らしい家をつくる喜びもあります。
また、入居から10年後、20年後に家族構成や年齢が変わっていくこともある程度考慮しておくことが必要です。バリアフリーにしておくべきか、部屋を固定せずにフリースペースを作っておくべきかなど、家族の状況をよく考えてみましょう。