お金のかかる土地とかからない土地【注文住宅の土地探しポイント⑨】
土地には、土地代金のほかに、建築費がかさむ土地があります。建築費がかさむ土地には、①宅地として整備されていない、②地盤が弱い、③道路と敷地の高低差が1.5m以上ある、④古い擁壁がある、⑤古い建物付き、⑥準防火地域、⑦接道の幅員が狭い、などがあります。土地の購入前にわかることですので、しっかりチェックしたいものです。
宅地として整備されていない土地を購入すると、思わぬ別途工事費用が必要となります。敷地内への上下水道管がない場合には配管引き込み工事、地盤が弱い土地は地盤改良工事、敷地に高低差がある場合には擁壁工事など、建築時に新たな費用が発生する場合があります。選ぶ際には注意が必要です。
また、取り壊しを前提に古い建物付きの土地を選ぶ場合は、解体費用のほかに、場合によってはアスベスト撤去費用がかかる場合もあります。接道の幅が狭いと、大型車が使えずに建築資材運搬費増の場合も。安く購入するはずが、結果的には、価格が高くても地盤の強い更地の土地のほうが安くなる場合もあります。