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モデルハウスと完成した家の落差にがっかり…【後悔しない家づくり~23の失敗事例から学ぶ~④】

完成した家がイメージしていた家とずいぶん違う。私の建てたい家ではなかった―家が建ってから当初のイメージとの落差にがっかりするといった失敗事例は少なくありません。イメージと実物の落差は一体どうして生じてしまったのでしょう。

■実物の家をしっかりと見学する

住宅会社が出店している展示場やモデルハウスは、見せるために作られたものです。見た人がうっとりするような高級家具を使い、キッチンにはめったに使われないハイグレードな素材を用いています。何度もモデルハウスに通って見たとしても、それは実物の家とは違います。                        重要なのは、モデルハウスではなく実物の家を見ることです。実物の家とは、住宅会社が実際にお施主様のために建築家のことを指します。                                    次のふたつを満たした家を見てください。

1.実際に住む予定である本物の住宅である                                     2.実際に検討しているものと同じグレードの住宅である

こういった実際の家を見ている人は、自分の建てる家をイメージしやすいのです。モデルハウスなどを見ると、そのような豪華な家になると錯覚しがちなものです。なので、グレードの同じ家を見るのが現実的です。                                                 通常、間取りの作成が始まると、住宅会社はいろいろな資料を提供してくれます。資料を冷静に分析できる人はよいのですが、きれいに作られたカラーの平面図や立面図、バース図面などを目の前にすると、一般の人は図面にのめりこんで夢を描いてしまいます。自分の建てる家が、バースやカタログのようにでき上がると錯覚してしまいます。                                  家ができたら、夢から覚めてしまった! 現実に建てられた家は思い描いていたものと違う! そんな失望を味わわないためにも、実物の家をしっかりと見学しましょう。

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