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省エネ住宅が梅雨にはカビだらけに!【後悔しない家づくり~23の失敗事例から学ぶ~㉒】

春・梅雨・夏・秋・冬

暖冷房エネルギーを半分にできるという謳い文句につられて省エネ仕様にした家が、梅雨にはカビだらけになってしまったという事例があります。こういった住宅は、断熱材を厚くしたり開口部を三重サッシや複層ガラス、木製サッシにしたりすることで高断熱化をはかっています。さらに、隙間を機密シートで張りめぐらし、テープなどで塞ぎます。これらの処理をすれば、隙間から出入りする熱は抑えられます。 

                                              しかし注意しなければならないのが「換気」と「通風」です。日本には春夏秋冬の季節がありますが、家づくりでは春・梅雨・夏・秋・冬の5つの季節を想定することが大切です。                    ひとつの季節季節だけを想定した家づくりをしてしまうと、カビの発生につながりかねません。冬の寒さ対策には高断熱、高気密が大切ですが、湿度の高い日本においてはまず、通風を考えることが第一です。                                                         間取りを考える際、空気の動線も図面に書き込むとよいでしょう。風は入り口と出口があって初めて通るものですから、この2つを確保してください。                                                                 

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