社長ストーリー

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株式会社さとう建設 代表取締役 佐藤 勝則

お客様と感動を分かち合える
家づくりのベストパートナーで
ありたい。

株式会社さとう建設

代表取締役佐藤 勝則

プロフィール

プロフィール

資格
一級建築士・一級建築施工管理技士・一級土木施工管理技士・耐震診断アドバイザー(福岡県)・住宅ローンアドバイザー
生年月日
昭和52年2月10日
家族構成
ネコ(チビ・モモ・ユキ)
趣味
マラソン・トライアスロン・100キロウォーキング・ダンス・カメラ・登山・キャンプ

01建設の仕事を身近に感じた少年時代

建設の仕事を身近に感じた少年時代

昭和52年2月10日、佐藤家の長男として誕生しました。

小学生の頃の夢は、『おもちゃ屋さん』でした。
当時、流行っていたミニ四駆やプラモデル、ラジコン、ファミコンなど、 楽しいおもちゃに囲まれていたかったからです。その後、中学生になると、自動車や文具・カメラなど身の回りの道具をデザインする 『工業デザイナー』にあこがれました。幼少時代から、一直線に建設業界を目指していた訳ではありません。

しかし、結果的に建設業界を選択したことは自然な流れだったように思います。なぜなら、幼少時代から建設の仕事を身近に感じながら育ったからです。

建設の仕事を身近に感じた少年時代

当時、父は建設会社に勤めており、現場監督の仕事をしていました。職場(工事現場)を見せてもらうことも度々ありましたし、外出した際にビルやお家を指して、「あれはお父さんがつくったんだよ」と教えてもらうことも多くありました。

小学生の頃、通っていた学校のプールの建て替え工事に、 現場監督として父が来ていたことがありました。
その頃は、父が自分の学校のプールをつくっていることがとても自慢で、完成したプールを見て、「どうだー!僕のお父さんがこのプールを作ったんだぞー!すごいでしょ!」そんな気持ちで「心がとてもワクワク」したのを覚えています。
当時は、「自分のプールだ!」とさえ思っていましたから、とても嬉しかったのでしょうね。

それから数年後、私が9歳のときに父が独立して『さとう建設』を設立しました。
自宅の一室を事務所にし、私も仕事の電話を受けられるように母親からレクチャーを受けたのを覚えています。

02建設業界への第一歩

建設業界への第一歩

西南学院中学校・高等学校から大学に進学したのですが、 当時はまだ工業デザインの道に進むことも考えていました。
進路を決めるとき両親は、「建設業界にこだわらなくていいよ」 と言ってくれていましたが、きっと、本当は建設業界に進むことを期待されているのだろうと感じていました。

そこで私は建設業界に進むことを決心し、九州産業大学・工学部建築学科に入学しました。しかし大学に入るとすぐに勉強よりも部活に熱中していくことに……。その部活は競技ダンス(社交ダンス)部!
ダンスは未経験でしたが競技人口が少ないこともあり、頑張って4年間部活動に汗を流した結果、九州大会で好成績をおさめ、全国大会にも出場しました。そんなダンス一色のような大学時代の終盤、いよいよ就職活動がはじまりました。当時は『就職氷河期』真っ只中。
採用自体を行っていない会社も多く、非常に厳しい就活になりました。

そんな就活時代を乗り越え、私は福岡県内のゼネコン (総合建設業)の会社に入社することができました。 そこで私は現場監督としてのキャリアを積んでいくことになります。

03「学び」と「成長」の会社員時代

「学び」と「成長」の会社員時代

入社後、最初に配属されたのは、大規模な分譲マンションの新築工事現場でした。そこには、3名ほどの現場監督がいました。
新卒1年目でもちろん私は一番下っ端。
入社当初は先輩の指示に従って、現場写真の撮影をしたり、記録を付けたり、掃除や片付けをしたり、とにかく現場を走り回る毎日でした。

その後入社して4年程経った頃、配属された現場が『私の転機』となりました。 入ってみてびっくり、そこの現場所長は私に指示を一切出しません。
報告を聞いてくれるくらいで、現場の運営はほとんど私に任せている状態でした。 所長からは指示をもらえない訳ですから、とにかく自分で考えて行動するしかありません。

そんな現場を任せられ、自分で考えて行動していた結果、なんと次の年には新しい現場で所長デビューを果たすことができたのです。
実は転機となった現場の所長は、「自分で考えてやらせれば佐藤は伸びるだろう」と仕事を任せてくれていたらしいのです。

当時のこの経験は弊社の社員教育にも活かされています。
若い社員にも責任のある仕事を任せ、自分で考えて行動してもらうことで成長を後押ししています。また、一級建築士の資格を取得したのも会社員時代。
当時は仕事を終えてから深夜まで事務所に残り、試験勉強をしていました。
私がまだ幼かった頃、一級建築士の勉強をしていた父は、仕事を終えて食事と風呂を済ませるとまた会社に行って勉強をしていました。
そんな父の姿を知っていたので、退路を断つくらい真剣に取り組まなければ!と私も覚悟を決められたのです。
そんな仕事・勉強に夢中だった私を支えてくれたのが当時交際していた女性です。 そうして無事に試験に合格し、支えてくれた彼女とも結婚することができました。

04さとう建設の大改革

2009年の春、さとう建設に転職しました。実家(家業)へ戻ってきたかたちです。 さとう建設で働きはじめて少し経つと、会社が抱えている問題に気付きました。

ひとつは小規模の会社だったのでルールや仕組みがほとんどなかったこと。もうひとつはリーマンショックの影響が建設業界にも出はじめたこと。 仕事の量が減り価格競争に巻き込まれ、利益も下がっていました。
現場だけを見ていてはダメだ。会社全体を見なければ経営ができない。「とにかく勉強をしなくては!!」そう決心した私は決算書の読み方を学び、経営の勉強会には積極的に参加しました。

妻に経理や労務などの事務関係の仕事を任せて、内部のルールや仕組みづくりも進めていきました。
また、戸建住宅の建築をメイン事業にシフトするという事業転換にも乗り出したのです。 この事業転換は私の独断だったため社長をしていた父と衝突したこともありますが、「お前がやりたいならやってみなさい」というスタンスで次第に任せてもらえるようになっていきました。

05新しい社風が芽生える

戸建住宅事業に舵を切ってすぐに壁にぶちあたりました。
それは、
・お客様に弊社を知っていただくこと(集客)
・お客様のご要望をしっかりと汲み取ること(商談)
・お客様の希望を形にすること(設計)

私はこの3つの不足部分を補うために、全国各地の建設会社を訪問し勉強させていただきました。
さらに人材も足りなかったため採用活動もはじめたのです。
しかし採用は簡単ではありません。
業務をこなすだけでなく弊社の家づくりの姿勢や想いを分かち合うことが出来なければ、 お客様に良いサービスを提供できないからです。

試行錯誤の末、2017年から導入したのがインターンシップ。
そこから、弊社の仕事を学生が体験し、想いを理解してもらった上で入社してもらう仕組みづくりが始まりました。
これが功を奏し、2021年現在では社員8名中4名が新卒採用組になりました。

実はもうひとつ大きな変化がありました。離婚をして妻が会社を辞めたことです。
妻に任せていた経理や労務管理などの事務関係の業務が滞ってしまい本当に困りました。これを機に社外の専門家の力も借りて個人に依存しない仕組みを構築しました。
会社の変革を進めて行く中で、2019年6月私は代表取締役に就任しました。

新しい社風が芽生える

06感動を分かち合える家づくり

感動を分かち合える家づくり

私の考える戸建住宅の建築とは「単にモノを売るだけの仕事ではない」という事です。
お家のお引き渡しのとき、お客様が涙を流して喜んでくださったことがありました。サプライズでお子様が描いた絵や表彰状をいただいたこともあります。

建築後、数年経ったお客様の家の見学にインターンシップの学生を連れて行ったときには、お留守にしていたご主人様からお手紙をいただいたこともありました。
その手紙には会社を選ぶ視点やさとう建設の良さなど、学生たちへのアドバイスが書かれていました。
私はそのお手紙に驚き、とてもうれしく感じました。 学生たちにとっても、思い出に残る素晴らしい経験になったと思います。

弊社の経営理念は、『すばらしい人生を送りたいひとのベストパートナーになる!』
私自身、お客様と感動を分かち合う経験を重ねることで、どんどん経営理念が心に馴染んできました。社員たちも同じ想いだと思います。
若い社員たちが、この理念を心から理解できるようになるためには、よりお客様と感動を分かち合う経験を重ねることが大切です。

感動を分かち合える家づくり
感動を分かち合える家づくり

お客様と想いを分かち合うためには、お客様に共感できる豊かな心が必要です。そのために多くの経験をして視野を広げてほしいと思っています。そうした経験は会社の外でも得ることができます。

以前、知人に誘われて久留米駅から博多駅まで歩く『個人的フルマラソン』に挑戦したことがありました。
実際は走ることなどできずに、休み休み歩いていったのですが、ゴールまで9時間ほどかかり、 私は参加した5人中なんと最下位。
体中が痛くて、「もう二度とやりたくない」と思うほどキツかったのに、痛みが引くとランニングをはじめたくなりました。シューズもウェアもひと通り揃えていましたので。
ランニングを続けていると、少しは成長するものです。「あれ、もっと走れるんじゃないか?」という気持ちになり、ハーフマラソンにも挑戦しました。無事に完走ができると次はフルマラソンに挑戦したくなりました。 熊本城マラソンにエントリーしました。
4時間半のドラマでした。ゴールが見えてくると感極まり、よろよろしながらポロポロ泣いたことは今でも忘れられません。
今ではトライアスロンや100kmウォーク大会にも挑戦しています。 コロナの影響で大会が自粛されるようになってからは、登山やキャンプをするようになりました。

「がんばった先に感動があり、感動するからまたがんばりたいと思える」
「知らない世界を知ると、次の新しい世界を見たくなる」
私自身が多くの経験で成長できたように、若い社員たちにも多くの経験を糧に成長をしてほしいと思っています。

07会社と地域に良い循環を生み出すために

会社と地域に良い循環を生み出すために

「家を建てる」ことは目的ではなく、すばらしい人生を送るための手段です。そんなすばらしい人生のベストパートナーであり続けるため、今後も同じ想いを抱く社員を増やしていきます。

営業系と技術系の各部署の人員が増えることで、専門性の強みが増し、お客様により良い提案ができるようになります。
イキイキと働く社員は、お客様に良いサービスを提供することができます。
お客様に喜んでいただき感動を分かち合うことで、社員はもっと楽しく働くことができます。
更に、このような良い循環を地元地域にも広げていきたいと思っています。

まずは地域の若者の育成を支援します。最初は採用の為だったのですが、インターンシップも若者の育成支援のひとつだと捉えています。
インターンシップに参加することで仕事や人に触れることは学生にとって貴重な経験となります。今では、年4回、延べ20名ほどの学生を受け入れています。そして、若者が夢を持ち活躍することで、地域の活性化に繋がると考えています。

今後は、同じ志を持つ企業とも連携して地元地域と、地域に暮らす人たちのサポートを積極的におこなっていきたいと思っています。

REASON私たちが選ばれる理由